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2021/10/08

<オピニオン>曲がり角の韓国経済 第70回  コロナ以降、韓日でギグワーカーが増加                                                       ニッセイ基礎研究所 金 明中 主任研究員

  • 曲がり角の韓国経済 第70回  コロナ以降、韓日でギグワーカーが増加                                                        ニッセイ基礎研究所 金 明中 主任研究員

    キム・ミョンジュン 1970年韓国仁川生まれ。慶應義塾大学大学院経済学研究科前期・後期博士課程修了(博士、商学)。独立行政法人労働政策研究・研修機構アシスタント・フェロー、日本経済研究センター研究員を経て、2008年からニッセイ基礎研究所。日本女子大学現代女性キャリア研究所特任研究員、日本女子大学、横浜市立大学、専修大学非常勤講師を兼任。専門分野は労働経済学、社会保障論、韓日社会政策比較分析

◆労働実態の把握と処遇改善の対応が急務◆

新型コロナウイルスが長期化している中で日韓両国においてギグワーカーが増加している。「ギグワーク」とは、個人がインターネットの仲介プラットフォームなどを通じて企業と雇用関係を結ばずに請け負う単発の仕事のことを意味し、ギグワークを行う人は「ギグワーカー」と呼ばれる。インターネットのプラットフォームを通じて単発の仕事を請け負う働き手の名称は一つに統一されず、ギグワーカー以外にもフリーランス、クラウドワーカー、プラットフォーム労働者などの言葉が混在して使用されている。

辞書等の意味合いでは、プラットフォームには、①駅などで、客が乗り降りし、荷物を積みおろしする場所と、②オペレーティングシステムやハードウエアなど、コンピューターを動作させる際の基本的な環境や設定などの意味があり、クラウドソーシングでは、後者の意味が使われている。

最近、スマートフォンやタブレットPCの普及により、プラットフォームはまるで既存の労働市場のように需要と供給をつなげる役割をしている。


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