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2022/04/29

<オピニオン>曲がり角の韓国経済 第77回  週4日勤務制に関心が高まる韓国                                                       ニッセイ基礎研究所 金 明中 主任研究員

  • 曲がり角の韓国経済 第77回  週4日勤務制に関心が高まる韓国                                                       ニッセイ基礎研究所 金 明中 主任研究員

    キム・ミョンジュン 1970年韓国仁川生まれ。慶應義塾大学大学院経済学研究科前期・後期博士課程修了(博士、商学)。独立行政法人労働政策研究・研修機構アシスタント・フェロー、日本経済研究センター研究員を経て、2008年からニッセイ基礎研究所。亜細亜大学都市創造学部特任准教授等を兼任。専門分野は労働経済学、社会保障論、韓日社会政策比較分析。

◆新政権発足で週52時間勤務制大幅見直しへ◆

最近、韓国では週4日勤務制に対する関心が高い。韓国で週4日勤務制に対する関心が高まっている理由は、新型コロナウイルスの感染拡大以降、テレワーク等多様な働き方やワークライフバランスの実現に対する関心が高まったからである。2021年3月に求人・求職サイト「ジョブプラネット」が実施したアンケート調査によると、週4日勤務制の導入について回答者(週4日勤務制等短縮勤務を経験したことがない労働者)の97・2%が賛成すると答えた。但し、週4日勤務制の導入により労働時間が減少する代わりに給料が減額される場合には63・8%が、また年次有給休暇が減らされる場合は60・1%が導入に反対すると回答した。


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