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2022/05/27

<オピニオン>韓国経済講座 第248回                                                        アジア経済文化研究所 笠井 信幸 筆頭理事

  • 韓国経済講座 第248回                                                        アジア経済文化研究所 笠井 信幸 筆頭理事

    かさい・のぶゆき 1948年、神奈川県横浜生まれ。国際開発センター研究員、ソウル大学経済研究所客員教授、秀明大学教授。アジア経済文化研究所筆頭理事・首席研究員、育秀国際語学院学院長

◆非効率な企業経営◆

これまで新型コロナウイルス株の置き換わりがあるたびに外出制限などの対策により対面・非対面の企業活動が滞ってきた。よく伝えられたのは飲食・宿泊業など小規模個人経営がかなりの被害を受け、商売替え、否、変われれば良いが転身すら難しい状況が報じられてきた。こうした被害業種の報道も重要だが、実際の企業活動がこの間どのように推移し、その実態はどう変化してきたのか?そこで、ここでは企業がこの間どのような変化を示したのかを韓国銀行の報告書を使ってみてみよう。韓国銀行は、四半期ごとに外部監査対象法人企業を対象に経営調査を行い、その結果を公表している、現在検索可能な最新版は『2021年3/4分期企業経営分析』である。コロナ禍の期間を見るために2000年の同時期の経営分析を加え、下の表のように19年3/4期から21年3/4期の数値を比較した。また、同分析は、企業の経営実績の変化を①成長性指標、②収益性指標、③安定性指標、④活動性指標の四大指標にまとめ、それらを企業規模別、業種別に取りまとめている。


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