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2023/02/03

<オピニオン>曲がり角の韓国経済 第86回  韓国の不動産価格なぜ暴落するのか   ニッセイ基礎研究所 金 明中 主任研究員

  • 曲がり角の韓国経済 第86回  韓国の不動産価格なぜ暴落するのか   ニッセイ基礎研究所 金 明中 主任研究員

    キム・ミョンジュン 1970年韓国仁川生まれ。慶應義塾大学大学院経済学研究科前期・後期博士課程修了(博士、商学)。独立行政法人労働政策研究・研修機構アシスタント・フェロー、日本経済研究センター研究員を経て、2008年からニッセイ基礎研究所。亜細亜大学都市創造学部特任准教授等を兼任。専門分野は労働経済学、社会保障論、韓日社会政策比較分析。

◆不動産投資不敗神話からの脱却を◆

 高騰を続けてきた韓国の不動産価格が下落に転じた。特に「投資の対象」であったマンション価格の下落が止まらない。
2022年12月の全国住宅売買価格指数は99・7で、11月の101・7と比べて1・98%低下した。さらに、全国のマンション売買価格指数は同期間に2・91%低下し、住宅売買価格指数より大きな下落率を見せた。どちらも韓国不動産院が統計を公表し始めた03年11月以来最も大きな落ち込み幅である。

 高騰を続けてきた韓国の不動産価格が下落に転じた最も大きな理由の一つが「金利の急上昇」である。韓国銀行は、20年5月から1年3カ月間維持してきた政策金利0・50%を21年8月に0・75%に引き上げてから23年1月13日まで継続して金利引き上げを実行。その結果、政策金利は3・5%まで上昇することになった。


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