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2014/03/28

<フォトニュース> 空飛ぶ円盤のような外観

空飛ぶ円盤のような外観

 24時間運営の東大門デザインプラザ(DDP)が21日オープンした。2009年3月の着工から5年。建設費は4840億ウォンにのぼった。

 非定型建築物の大家、ザハ・ハディッド氏が設計した建物は、巨大な空飛ぶ円盤のような外観をしており、遠くから見れば巨大なモザイク作品のように見えたりもする。外壁に使われたアルミパネルは4万5133枚に達する。

 施工者のサムスン物産は、非定型設計を完成するため3次元立体設計方式を採択。既存の紙図面方式では施工自体が困難だったためだ。

 DDPは地下3階、地上4階の延べ面積8万6574平方㍍。東大門歴史文化公園など5つの施設に15の展示・公演などのスペースが作られた。

 開館記念として、「訓民正音解例本」をはじめ申潤福の絵画など59点の国宝・宝物級文化財を展示した「澗松文化展」が開かれている。澗松美術館の所蔵品が外部展示されるのは初めて。

 朴元淳市長は「この地は王朝の没落と植民地支配の歴史、戦争と近代化の時間を記憶している。ゆえに、このDDP宇宙船が調和を作り出す新たな歴史の始まりになるだろう」と語った。