次世代の放送産業を牽引する４Ｋ時代が開幕した。韓国のケーブルテレビが、従来のＨＤ（フルハイビジョン）の４倍の解像度を持つ４Ｋ放送を世界で初めて実現させた。

　韓国ケーブルテレビ放送協会は10日、済州島で開いた「2014デジタルケーブルテレビショー」で４Ｋ商用化放送宣布式を行い、同日午後３時８分から放送を開始した。崔文基・未来創造科学部長官は「世界初の商用化は、４Ｋ対応の家電や装備、コンテンツなど関連分野でも世界市場をリードする契機になる」と強調した。

　ケーブル業界はこの間、共同出資会社のホームチョイスを通じて、４Ｋ専用チャンネル「Ｕマックス」を開局して放送準備を進めてきた。地上波を抑えて、４Ｋ商用化に成功したケーブル業界は、古いサービスといったイメージを払拭し有料放送の主導権を取り戻す方針だ。

　韓国ケーブルテレビ協会は、コンテンツ放送のインフラに2017年まで約6500億ウォンを投じる計画だ。