ここから本文です

2014/05/02

<フォトニュース> 南漢山城が世界遺産へ

南漢山城が世界遺産へ

 京畿道の広州市、河南市、城南市に広がる南漢山にある南漢山城がユネスコ(国連教育科学文化機関)の世界遺産に登録されることになった。

 ユネスコ世界遺産委員会の諮問機構であるイコモス(国際記念物遺跡会議)が最近、南漢山城の世界遺産登録を勧告。6月15日からカタールで開かれる世界遺産会議で正式に決まる。南漢山城が最終登録されれば、韓国の11番目の世界遺産となる。

 南漢山城は三国時代の新羅(百済説もある)で築かれ、朝鮮朝時代の1624年に改築されたとされる。全長11・76㌔㍍の城郭の中に、王が宮廷外に出る際にしばらく滞在した別宮である行宮や、京畿道の有形文化財1号である木造建物の守護将台など京畿道文化財11点を備えている。

 韓国文化財委員会関係者は「南漢山城が日常的な王宮とは別の山城でありながら、丙子胡乱(1636~37年、清による朝鮮侵略)の際には王が居住した『非常王宮』という点が高く評価された」と分析した。