現行のフルハイビジョンの約４倍の解像度を持つ４Ｋテレビ市場で、シェア21.6％を占めたサムスン電子がトップに立った。ＬＧ電子もシェア10.6％で４位につけた。米調査会社ディスプレイサーチによる第１四半期（１～３月）調査結果だ。

　北米と欧州のプレミアム市場で優位を占める韓国メーカーが躍進したのに対し、４Ｋテレビ発売初期はほぼ半数を占めた日本メーカーのシェアは急落した。自国の普及型製品の市場で強みを見せる中国メーカーのシェアは50％を超えた。

　メーカー別シェア２位は、16％を占めた中国の海信集団（ハイセンス）。３位も中国の創維集団（スカイワース）で13.6％のシェア。日本のソニーは9.8％で５位だった。６位から10位は康佳（コンカ）、ＴＣＬ、長虹電器（チャンホン）、シャープ、海爾（ハイアール）の順で、中国勢が急成長した。国別では中国51.8％、韓国32.2％、日本13.77％の順だった。