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2014/08/15

<フォトニュース> 韓国初、炭素繊維で車製造

韓国初、炭素繊維で車製造

 起亜自動車が炭素繊維で作った新型SUV「ソレント」を今月末に出荷する。国内メーカーが鉄の代わりに炭素繊維を素材に自動車を製造したのは初めて。炭素繊維は鉄の4分の1の重さで強度は10倍。自動車の軽量化のため、各メーカーが開発を競っている。

 起亜自動車関係者によると、ソレントの天井に当たるパノラマサンルーフフレームをCFRP(炭素繊維強化プラスチック)で製造。これで重さは鉄の半分程度の10㌔㌘、強度は5倍以上になった。重さが10㌔㌘軽くなると、100㌔㍍当たり0.05㍑の燃費改善効果がある。CFRPに使用された炭素繊維は、東レ尖端素材が供給した。

 同社関係者は「炭素繊維の使用で車体の重心が下がり、走行時の安定感が増した。また、軽量化で燃費が良くなり、強度が高まったことで事故時の安全性も向上した」と語った。新型ソレントは28日出荷予定で、価格は2000㏄で2765万~3350万ウォン。