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2014/08/22

<フォトニュース> 南北の平和統一を願う

南北の平和統一を願う

 国賓として韓国を訪れたフランシスコ・ローマ法王が18日、5日間の日程を終え帰国の途に就いた。ローマ法王の訪韓中、韓国は544万人のカトリック信徒はもちろん、国を挙げて歓待した。

 訪韓日程の中で最大行事は16日行われた殉教者124人に対する施福ミサで、会場となった光化門一帯は50万人以上で埋まった。「貧者の協会」をモットーにする法王はスピーチで平和、和合、正義、人間の価値などを強調する一方、「莫大な富饒のそばで、非常にみじめな貧困が密かに育ち、貧しい人々の泣き叫ぶ声がなかなか注目されない社会の中に住んでいる私たち」という表現で、社会的弱者への配慮を示した。

 法王は18日、ソウル明洞聖堂で行われた最後のミサで「南北ともに互いに許し、1つになる韓半島のために努力しなさい」というメッセージを送った。人為的に分断されている状況が改善し、南北の平和統一が早く実現されることを願ったものだ。(7面に関連記事)