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2015/10/30

<フォトニュース> 韓国の中高生が2連覇

韓国の中高生が2連覇

 ロシアのカザンで開かれていた第20回国際天文学オリンピック(IAO)で、韓国の中高生が総合1位を達成した。昨年のキルギス大会に続く2連覇だ。これで韓国は今年の国際オリンピアードで、化学、情報、地学、天文の4分野で1位に輝き、最近3年間で最高の成績を収めた。

 国際天文学オリンピックは、国際科学オリンピックのひとつであり、中学生・高校生向けの天文学に関する世界大会だ。試験は、観測・理論・実技で競う。観測問題は星や星座の識別、星の大きさや角距離の推測、理論問題は仮想的な事象に対する質問、実技問題は観測結果に対する質問からなる。

 韓国は2003年の第8回スウェーデン大会から出場し、7回優勝している。今回は13カ国・62人の中高生が参加。18歳以下のシニアグループと15歳以下のジュニアグループに分けて行われ、韓国は両グル―プ合わせて金メダル2個、銀メダル1個、銅メダル3個を獲得した。2012年には第17回国際天文学オリンピックが光州で開かれ、韓国は金3、銀1、銅2で総合1位を占めた。