韓日最大規模の文化交流行事「韓日・日韓交流おまつり」が、9月26、27の両日、東京の日比谷公園で開催された。今年は韓日国交正常化50周年を記念してのイベントで、東京での開催も第7回目となり、2日間で約7万人が訪れた。スローガンは「共に開こう 新たな未来を」で新しい韓日関係を築いていく一歩となるためのおまつりとなった。冒頭、朝鮮王朝が徳川幕府に送った善隣友好の使節団「朝鮮通信使」に扮した韓国の学生たちが、幕府の将軍などに扮した日本の大学生らに国書を手渡すセレモニーを行い、「若者が力を合わせて新しい未来を築いていこう」と記した21世紀版「国書」を交わした。

　柳興洙･駐日大使が「おまつりをきっかけに、未来を担う両国の青少年と子どもを中心とした交流がより活発になることを期待する」とあいさつ。岸田文雄外相は「両国の新たな未来は、双方の努力でこそ切り開かれる」と話した。また「韓流ファン」で知られる安倍晋三首相の昭恵夫人も出席した。（7面に関連記事）