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2015/02/06

<フォトニュース> ソウル市と東京都が協力強化

ソウル市と東京都が協力強化

 来日中の朴元淳ソウル市長は3日、舛添要一東京都知事と都庁で会談し、都市の安全強化と低出産問題の解決、伝染病予防、五輪、観光など6分野で協力を進める合意書を締結した。

 会談後の共同記者説明会で両氏は、昨年7月に締結した交流協力に関する合意書を実質的に推進するため、両都市間の関係を強化していくことで一致したと発表した。

 舛添知事は、過激派組織「イスラム国」による日本人人質事件に触れ、「都市間の連携は非常に重要」と発言。朴市長も日本国民と遺族に哀悼の意を表した上で、「両都市が相互協力で問題を賢く乗り越えることを望む」と応じた。朴市長はまた、都市安全分野の共同研究などのため、年1回の定例フォーラムの開催を提案した。

 今会談を契機に、道路陥没対策の技術協力のほか、水害や地下鉄、橋梁、建物、インフラなどの老朽化に関し、協力することになった。

ソウル市と東京都は1988年の姉妹提携締結後、石原慎太郎元知事が執権していた10余年間、交流が低迷。昨年、舛添要一知事がソウル市を公式訪問し、再び交流が本格化した。