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2015/02/27

<フォトニュース> 現代自の水素自動車に関心集中

現代自の水素自動車に関心集中

 トロントで13日から22日まで開かれた2015カナダ国際自動車ショー(トロント・モーターショー)で、現代自動車が出展した水素燃料自動車「ツーソンix」がバイヤーら入場者の強い関心を集めた。

 世界125社が1000台にのぼる新車やコンセプトカーなどを出展。現代自はジェネシスやソナタなどの乗用車、起亜自動車は電気自動車のソウルが話題になった。

 現代自の水素燃料電池車は、二酸化炭素の代わりに水だけを排出し、零下20度でも駆動できるように設計。最大出力136馬力のモーターを搭載。二次電池は蓄電容量24kWhのリチウムポリマーバッテリー。2つの水素タンクには、700バールの圧力で水素を貯蔵する。

 最大航続可能距離は480km。0-100km/h加速は12.5秒、最高速は160km/hの性能を備える。現代自動車によると、加速性能はガソリンエンジン車と同等という。

 ツーソンixに搭載される燃料電池システムは、「ワーズオートワールド」誌の「10ベストエンジン2015」に選出された。