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2015/06/12

<フォトニュース> 災害対応ロボット大会で優勝

災害対応ロボット大会で優勝

 KAIST(韓国科学技術院)が製作した二足歩行の人間型ロボット「ヒューボ」が世界最高の災難対応ロボットを決める大会で優勝し、賞金200万㌦を獲得した。

 米国防総省傘下の国防高等研究計画局が米カリフォルニア州で開催した「ロボティクス・チャレンジ」には、世界24チームの精鋭ロボットが出場。韓国からはKAIST、ソウル大学、ロボット企業のロボティズが参加した。この大会は2011年の福島原発事故のような極限の災害状況で、人間に代わって活動する災害対応ロボットが必要だという考えから始まった。

 課題は、自動車運転やバルブ締め、ドリルで壁に穴あけ、階段上がりなど8つ。ヒューボは参加チームで最も速い44分28秒で8つの課題をクリアし、日米独などロボット先進国を退けた。2位はフロリダ大学人間機械研究所、3位はカーネギーメロン大学。ソウル大学12位、ロボティズ15位で、東京大学は14位だった。

 ヒューボは2004年に呉俊鎬KAIST教授チームが開発した。