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2015/10/23

<フォトニュース> 国産の高速鉄道車両を出庫

国産の高速鉄道車両を出庫

 首都圏高速鉄道運営会社のSRは20日、現代ロテム昌原工場でSR高速鉄道車両の出庫式を行ったと発表した。

 この車両は、来年に首都圏高速鉄道が開通すれば、ソウル江南区の水西駅から釜山駅・木浦駅間の運行に入る。現代ロテムが開発した国産高速鉄道車両は、動力車2両と客車8両の10両編成。設計最高速度は時速330㌔㍍。定員410人で、座席のスペースが従来の車両に比べて75㍉ほど広くなった。前席に電源コンセントと視力を保護するためのLED照明を設置した。

 金福煥SR代表は「熱煙をすぐに検出することができる火災警報装置を装備するなど、安全設備も大幅に補強した」と述べた。

 国産初の高速鉄道車両は2008年に開発した「KTX-山川」で、今回が3種目だ。首都圏の高速線は、ソウル市江南区と京畿道平澤市を結ぶ全長61.08㌔㍍の高速鉄道路線で、始発駅の名をとって水西高速線ともいわれている。年内に完了し、来年6月に運行する予定だ。