サムスン電子は、北米市場で10月のテレビ販売が10億㌦を突破した。月間最高記録で、2004年9月の1億㌦を突破から11年で10倍増となる。

　シェアは米国で35.1％、カナダで38.4％でいずれも首位。特にＵＨＤ（超高精細）テレビ市場でのシェアは米国で52.1％、カナダで54.4％と他メーカーを圧倒した。

　サムスン電子は、現地の消費者が家電製品を購入する際に参考にする消費者評価雑誌「コンシューマー・リポート」の好評が販売増の原動力になったと説明した。同誌は今年初め、サムスンのテレビ新製品「ＳＵＨＤテレビ」に最高点を付け、「これまでテストしたテレビで最も良い商品だ」と評した。

　また、市場調査会社ＪＤパワーが6月に発表した消費者満足度評価でも、サムスン電子のテレビは2年連続で全部門で1位となった。サムスン電子はウォルマートなどの3000店舗にブランド体験スペースを設け、消費者が自由に製品に触れるようにし、好反応を得た。