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2016/08/19

<フォトニュース> 秦鍾午、50㍍ピストルで3連覇

秦鍾午、50㍍ピストルで3連覇

 熱戦が続くリオデジャネイロ五輪で射撃競技に出場した韓国の秦鍾午(36)が3大会連続で金メダルを獲得した。世界射撃史上、五輪3連覇は初めてだ。

 50㍍ピストル決勝は五輪シューティングセンターで行われ、秦鍾午は9回目の射撃で6.6点と脱落の危機を迎えたが、終盤に連続で10点台をマークし、劇的な逆転でベトナムのシャンビン・ホアン(191.3点)を抑えて金メダルを獲得した。合計得点193.7点は五輪新記録だ。

 秦鍾午は2008年北京五輪で50㍍ピストルで金メダルを獲得。前回のロンドン五輪では10㍍エアピストル、50㍍ピストルの2種目で金に輝いた。

 秦は02年に警察体育団に入団後、同年の釜山アジア大会で頭角を現した。集中力と判断力に優れ、照準姿勢でピストルがブレないのが特徴だ。大会前、「国家代表選抜戦や国内外の大会に出場し、肉体的にも精神的にも非常に疲れている」と語っていたが、極限に達したストレスも見事に克服した。