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2016/01/22

<フォトニュース> 世界初、砕氷LNG船進水

世界初、砕氷LNG船進水

 大宇造船海洋がこのほど、巨済玉浦造船所で世界で初めて砕氷LNG(液化天然ガス)運搬船を進水させた。この砕氷LNG船は、大宇造船が2014年にロシアの船主から5兆ウォンで受注した15隻の第1号だ。北極海航路に投入される。

 全長299㍍、幅50㍍で、17万立法㍍のLNGを積載し、2.1㍍の厚さの氷を砕きながら北極海を運航できる船舶だ。17万立法㍍のLNGは、韓国全体が2日間使用できる量だ。零下52度まで持ち堪えられる砕氷LNG船建造は「ヤマルプロジェクト」の一環で推進された。これは、シベリアの北端ヤマル半島で生産されたLNGの輸出のための超大型プロジェクトだ。ヤマル半島内のガス田にはLNG埋蔵量が1兆2500億立法㍍(韓国の年間消費量の60倍)と推定されている。

 大宇造船関係者は「世界各国の北極圏開発競争が激しい中、極地海域資源開発と北極航路開拓が本格化しており、砕氷LNG船が持つ意味は大きい」と語った。