ここから本文です

2016/03/04

<フォトニュース> 初の民軍複合港が竣工

初の民軍複合港が竣工

 「21世紀の清海鎮」の役割を担う済州道の西帰浦に初の民軍複合型の港が竣工し、海軍基地竣工式が行われた。この軍と民間共有の港は、1兆765億ウォンを投入して10年がかりで完成した。20隻の艦艇と潜水艦、15万㌧級クルーズ船2隻が同時に接岸できる。

 民間用に使用する港は、クルーズターミナルや接岸施設などが完成する来年7月から運営を開始し、年間100万人の観光客を呼び込めると期待されている。

 竣工式には、黄教安・国務総理、韓民求・国防部長官、元喜龍・済州島知事をはじめ住民1200人が参加。朴槿惠大統領が祝電で「海洋主権を守る中心基地の役割のほか、観光効果や地域経済の発展にも寄与することを期待する」と述べた。

 清海鎮は現在の全羅南道莞島郡に位置し、統一新羅時代に西・南海岸の海上勢力を統合した拠点であり、新羅と倭や唐を結ぶ東北アジアの海上貿易を管掌した経済的な基地だった。「海洋貿易王」の張保皐が清海鎮大使を務めた。