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2016/03/11

<フォトニュース> 世界初、浮かぶLNG工場

世界初、浮かぶLNG工場

 大宇造船海洋が世界で初めて建造した「浮かぶLNG(液化天然ガス)工場の命名式が4日、慶尚南道巨済市の玉浦造船所で行われた。マレーシア国営石油会社のペトロナスが2012年6月に9098億ウォンで発注した。「PFLNGサトゥ」と命名された。

 全長365㍍、幅60㍍の大きさで面積はサッカー場の3・6倍にもなり、聖火のようにガスを燃やす「フレアタワー」は、海面から130㍍に達する。これまでは、固定された採掘設備で生産したLNGを長距離パイプラインで陸地に送り、液化と貯蔵の段階を経て商品化した。しかし、浮かぶLNGは、生産から荷役に必要なあらゆる設備を備えている。移動もできるので、ガスを採取した現場のすぐ隣で、精製や液化、貯蔵や荷役まで一括処理できる。

 来月、ペトロナスに引き渡され、マレーシア・サラワク州北西部の海域に位置しているカノイット油田で、年間最大120万㌧規模のLNGを生産する計画だ。