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2017/08/11

<フォトニュース> 水素燃料車の核心部品を大量生産

水素燃料車の核心部品を大量生産

 現代モービスが「究極の未来自動車」と呼ばれる水素燃料電池車の核心部品の大量生産体制を構築した。

 同社は、忠清北道清州にあるエコカー部品専用生産団地(11万平方㍍)で水素燃料電池車の核心部品を生産する工場を完成させ、来月から試験稼働に入る。700億㌆を投入して完成させた同工場は1万3000平方㍍の大きさで、各種核心部品を結合した統合モジュールを年間3000台分生産する能力がある。

 統合モジュールは、燃料電池スティック、駆動モーター、水素燃料供給装置などで構成される。このうち、燃料電池スティックは、車両の動力源である電気を発生させる装置で、内燃機関の車両エンジンに相当する。

 現代モービスは、今後市場の動向をみながら、1万台分まで生産能力を拡充する方針だ。

 現代自動車は、1回の充電で580㌔㍍走行できる新型の水素燃料電池車を来年初に出荷する予定だが、この現代モービスの統合モジュールを採用する。