ＬＧ電子ＯＬＥＤ（有機発光ダイオード）テレビの販売台数が、発売6年目で累計300万台を突破した。家電業界によると、ＬＧ電子は今年1～9月に96万台を販売、累計320万台とした。

　ＬＧ電子が2013年世界で初めてＯＬＥＤテレビ3600台を販売。その後ソニーとパナソニックや中国のハイセンス社などが続々参入し、価格下落もつづいている。今年の市場規模は250万台に達する見通しだが、ＬＧ電子がその半数近くを占めている。

　同社関係者は「ＯＬＥＤテレビはバックライトが必要な液晶テレビとは異なり、画素の一つ一つが自ら光を出すことから、現存するテレビの中では最も自然色に近い画質を実現する。視野角性能も優れており、どの位置から見ても歪みのない優れた画質となる」と説明した。

　ＬＧ電子製ＯＬＥＤテレビに対する評価も高く、米ＩＴメディアの「シーネット」は、今年に購入するべき製品に選定。「完璧な黒の表現と無限大のコントラスト比、広い視野角を備えている製品だ」と賞賛した。