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2018/07/06

<フォトニュース> 9.84㍍の朝鮮通信使行列図展示

9.84㍍の朝鮮通信使行列図展示

 昨年10月に世界記憶遺産に登録された朝鮮通信使に関する記録物を中心に展示した「400年前、9.84㍍の通信使行列図に出会う」がソウルの国立中央図書館で3日から開かれている。9月30日まで。

 朝鮮通信使は壬辰倭乱の後、朝鮮が江戸幕府の要請により1607年から1811年まで12回にわたり日本に派遣した外交使節だ。

 図書館が所蔵する世界記憶遺産24件、36点は、1711年と1743年を除いた10回の朝鮮通信使に関する記録物。

 その中には1624年に制作され、現存する最古の朝鮮通信使行列図とされる「仁祖2年通信使行列図」と「慶七松海槎録」「清山島遊録」が含まれている。図書館は長さ9.84㍍の「仁祖2年通信使行列図」の複製本も作り、観覧客が直接広げて見られるようにした。

 展示と連携して今月13日に韓泰文・釜山大教授が「朝鮮通信使、ユネスコ世界記憶遺産になる」とのテーマで講演を行う。