現代自動車と起亜自動車が、今年で120周年を迎えた世界最古のモーターショーで新モデルを公開した。現代自は高性能モデル「Ｎ」シリーズの3番目のモデルとなる「ｉ30ファストバックＮ」を、起亜自は欧州戦略モデルの新型「プロシード」を初公開した。

　ｉ30ファストバックＮは、従来の「ｉ30Ｎ」より全長が120㍉長く、全高は28㍉低くして空気抵抗を少なくした。2.0ガソリンターボエンジンと6速マニュアルを搭載し、最高出力は275馬力。年末から欧州での販売を開始する。

　起亜自が欧州で生産・販売するプロシードは、5ドアモデルのショートワゴン。全長4610㍉、全幅1800㍉、全高1422㍉で従来のシード5ドアタイプより車体が長く低い。来年第1四半期(1～3月)中に販売開始予定だ。

　14日まで開催のパリモーターショーでは、完成車38車種が世界初、19車種が欧州初公開となった。現代・起亜自は高性能モデル、スポーツタイプ多目的車（ＳＵＶ）、エコカーなどを展示し、競争が激化する欧州市場を攻略する。