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2018/10/26

<フォトニュース> 水素燃料電池バスが初運行

水素燃料電池バスが初運行

 水素燃料電池バスが22日、韓国で初めて蔚山市で正規路線バスとして運行を開始した。

 この日、蔚山の市内バス124番路線に投入されたのは現代自動車が生産した水素燃料電池バス2台。往復56㌔㍍の路線を1日2回運行する。同路線では現在、圧縮天然ガスを利用したバス11台が運行されている。

 産業通商資源部は、蔚山を皮切りに、来年には30台の水素燃料電池バスが全国主要都市の正規バス路線で試験運行すると明らかにした。

 水素が空気中の酸素と結合して生み出される電気エネルギーを動力とし、走行時に水しか出さない。空気を吸い込んで排気する際に粒子状物質を浄化する効果も備え、このバス1台で中型ディーゼル車40台が排出する粒子状物質を浄化することができる。

 政府は、2022年までに水素燃料電池バス1000台を含む1万6000台以上の水素燃料電池車市場を創出する計画だ。