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2002/12/20

<在日社会>新風に期待 在日社会刷新を

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    1946年9月1日、慶尚南道金海市生まれ。釜山商業高等学校卒業後、独学で司法試験に合格し、「人権派弁護士」として活躍。88年の総選挙で当選して政界入り。2000年の総選挙で落選するが、そのときの励ましのメールがきっかけで、政治家初のファンクラブが誕生。座右の銘は『自分に厳しく、他人には寛大に』。好物は参鶏湯。訪米経験なし。権良淑夫人と一男一女。

 韓国第16代大統領に当選した新千年民主党(民主党)の盧武鉉氏(56)。今後の政策に内外の注目が集っている。新政権に期待する声を聞いた。

 ◆政治参加願う

 駐日韓国企業に勤める李尚香さん(26)は、「日本に一度しか来た事がないというのは少し心配。日本や在日への理解を進めてほしい。韓国、日本どちらにも政治参加したいし、そういう方策を考えてもらいたい」。

 ◆平和定着重要

 在日コリアン弁護士協会理事の李宇海弁護士(45)は、「韓半島での戦争の危機を回避し、平和定着に努力してもらいたい。在日コリアンは日本の国家形成に参与できる道を取るべきだと考えており、そのために民団、総連が一つになってもらいたい。在日の立場にも関心を示してほしい」と語る。

 ◆自由な社会に

 映画監督の金佑宣氏(46)氏は、「韓国の若者たちが盧氏を支持した意味は大きい。北との対峙を乗り越えようとの意志表示だからだ。韓国の若者も在日コリアンの若者も、国家の束縛を離れて自由に生きようとの風潮が出てきている。新世紀に新世代が自由に生きる時代を作り出してもらいたい」と期待を示す。

 ◆南北和解を

 姜在彦・花園大学客員教授(76)は、「金大中政権が行ってきた太陽政策を継続する意味は大きい。この5年間で南北和解を定着させてほしい。首都機能移転を打ち出したのも大切だ。韓国全人口の四分の一にあたる1000万人がソウルに集中しているのは、重大な問題だ。機能移転はとてもいいアイデアで、実現を願う。日本との関係は未知数だが、韓日友好、在日政策にも期待したい」と述べる。

 ◆民族的立場で

 詩人の金時鐘さん(73)は、「金大中大統領の融和政策に不満の声があがる中で、政策継続を訴えて勝利した意味は大きい。対米関係においても、地位協定改善などこれまでの韓米関係を変えようとの視点は高く評価できる。韓半島の平和は在外同胞にも大きな影響を及ぼす。全民族的な立場で政権運営を進めてほしい」と話す。