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2004/07/09

<在日社会>14歳183センチ天才少女に在日もエール

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              全米女子で注目を集めたミシェル・ウィー

 在米韓国人の14歳の天才女子ゴルファー、ミシェル・ウィーが脚光を浴びている。先日行われた全米女子オープンでも13位に入賞。韓日のマスコミがプレーを大々的に報道した。在日社会でも彼女の活躍に注目が集まっている。

 アマゴルフで活躍する在日3世の金浩延さん(34)は、「今年2月のハワイ・アマに出場したとき、ミシェル・ウィーを見た。とても目立つ存在でスケールの大きさを感じた。アマチュアというよりプロの雰囲気を出していた。同じコリアンということで親近感、そして誇りを感じる。大活躍してほしいし、在日コリアンの一人として応援し続けたい」

 在日3世のスポーツライター・李京太さん(28)は、「ミシェル・ウィーは日本では米国人という捉え方が強いが、私たちはコリアンであることにどうしても思いをはせる。韓国人女子ゴルファーの朴セリやグレース朴よりも将来性があると期待されているので楽しみだ。成長するに従い在米コリアンとしてのアイデンティティーにも直面すると思う。そういう点も見ていきたい。在日のスポーツ選手も10代の若手が出てきてほしい。五輪出場する在日も見たい。本名を隠している人もいるが、ぜひ明らかにしてほしい」と語る。

 在日3世でスポーツファンの李京姫さん(23)は、「ミシェル・ウィーがコリアンとは知らなかった。世界中であれだけ注目されているのはすごい。私たち在日も負けないでがんばらないと」と述べた。

 米女子ゴルフ(LPGA)ツアーの最大メジャー大会であるUS女子オープンは、14歳のアマチュアゴルファー、ミッシェル・ウィが1オーバーの285で13位タイでフォールアウト。今回もその大器ぶりを存分に見せつけた。

 またギャラリーが多数つめかけ、大会新記録となる11万8000人を動員。“ミッシェル効果”と地元のマスコミは称えた。

 上々の成績を挙げたウィだが「狙っていたのは優勝」と、今大会の成績で来年の大会への出場権(前年度大会で20位 タイ入賞)を獲得したことを受けて「次回こそ優勝」と自身に言い聞かせるよう語った。

 183㌢の長身、長い手足。300ヤードを超えるドライバーショットを放つ。男子プロも顔負けのスーパーアマチュア。それが14歳の天才少女ミシェル・ウィー(韓国名・魏ソンミ)だ。全米女子オープンゴルフに特別招待で出場し、最終日まで激しい競い合いを演じ、13位タイに入った。

 4歳の時、父の魏ビョンウク氏にゴルフを習った。天才ゴルフ坊やと評されたタイガーウッズに似た「天才少女」としての道を歩み、女タイガーウッズともいわれている。12歳でハワイ女子選手権に優勝、2003年3月に米女子ツアーのメジャー、クラフト・ナビスコ選手権で史上最年少で決勝進出。9位と大健闘して一躍名前を知られることとなった。

 男子、女子の米プロツアーどちらにも出場するのが夢、特にマスターズに出場したいというミシェル・ウィー。

 このまま成長を続ければ、メジャータイトル獲得、そしてマスターズ出場も夢ではないだろう。