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2010/10/22

<在日社会>東京国際映画祭23日に開幕・韓国映画新作11本

  • 東京国際映画祭23日に開幕・韓国映画新作11本①

    映画『ハーモニー』

  • 東京国際映画祭23日に開幕・韓国映画新作11本②

    映画『食客』

 映画のシーズンがやってきた。「第23回東京国際映画祭」は23日から31日まで東京・六本木で開かれ、協賛企画の「コリアン・シネマ・ウィーク」「国際女性映画祭」を含め、韓国映画11本が上映される。来月には「アジア・シネマ・セレクション」「東京フィルメックス」なども開かれる。

 東京国際映画祭で上映されるのは5本。

 ◆『男たちの挽歌』(ソン・ヘソン監督)、◆『黒く濁る村』(カン・ウソク監督)、◆『妖術』(ク・ヘソン監督)、◆『虹』(シン・スウォン監督)、◆『カメリア』(韓国作品はチャン・ジュヌァン監督)。

 『男たちの挽歌』は、香港ノワール『男たちの挽歌』を、南北分断問題とからませてリメイクした斬新な作品。『妖術』は音楽大学を舞台に恋と友情、裏切り、挫折を描いた、インターネット公開された人気漫画を映画化した作品だ。

 コリアン・シネマ・ウィークは東京・新宿で行われ、5本が上映。

 ◆『ハーモニー』(カン・デギュ監督)、◆『私のチンピラのような恋人』(キム・グァンシク監督)、◆『食客2』(ペク・トンフン監督)、◆『執行者』(チェ・ジホ監督)、◆『ベストセラー』(イ・ジョンホ監督)。

 注目作は、『シュリ』の人気女優キム・ユンジンが主演した『ハーモニー』だ。韓国唯一の忠清北道(チュンチョンブッド)にある清州(チョンジュ)女子刑務所で取材し、実在する刑務所内の合唱団を映画化した。キム・ユンジンは刑務所内で出産し、18カ月後には子どもを養子に出さなければならない女囚を熱演している。心の傷を抱え、自らの罪を悔い、歌を通して更生しようとする女性たちの姿が感動を呼ぶ。

 『食客2』は、大ヒットした『食客』の続編で、料理コンテストを舞台に、韓国料理の魅力を伝える。国際女性映画祭では、◆『飛べ、ペンギン』(イム・スルレ監督)が上映される。

 11月6日と7日に東京・新宿で開かれる「アジア・シネマ・セレクション」は、東京都主催による無料の映画祭で、韓国・中国などアジア10カ国の作品18本が上映される。韓国映画は◆『彼の結婚式』(クォン・ホヨン監督)など3本。東京都とアジアの交流を深めるための企画だ。

 さらに11月20日から28日まで東京・有楽町で開催される「東京フィルメックス」では、◆『詩』(仮題、イ・チャンドン監督)など韓国映画4本が上映予定だ。