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2011/06/24

<在日社会>東日本大震災被災者支援を・都内でチャリティー公演

  • 東日本大震災被災者支援を・都内でチャリティー公演

    「KINO」のライブ

 3月11日の東日本大震災から100日が過ぎた。関西の在日市民団体が被災地を訪問、都内では復興支援韓日友好チャリティーコンサートが開かれるなど、在日の支援活動が継続している。

 NPO法人「神戸定住外国人支援センター」(神戸市長田区)のメンバー約60人が19日、宮城県南三陸町の避難所を訪れ、韓国やベトナムなどの料理を被災者に提供した。同センターは在日の金宣吉さん(47)が理事長を務め、神戸在住の在日コリアンのほか、ベトナム人、ブラジル人、それに日本の大学生などが加わって運営している。

 参加者の一人は、「阪神・淡路大震災では多くの人達の支援と励ましを受けた。今度は私たちが被災者を助けたいと思ってやって来た」と話した。

 一方、韓国のボランティア団体「韓日社会文化フォーラム」に所属する高校・大学・社会人などの10代から20代の12人が、被災者へのボランティア活動を行うため東北地域を訪問、支援活動を行った。同団体は、7月にも新たなボランティアチームを派遣する。

 東京・新宿の大久保公園では17日から19日までの3日間、「東日本大震災復興支援韓日友好チャリティー広場」が開かれた。

 在日韓国民団新宿支部、在日韓国人連合会、それに新宿区などが実行委員会を構成して開いたもので、公園内には各種屋台が立ち並んだ。

 またK―POPグループ「KINO」や「ROTI」のライブなどが行われた。KINOは新宿コリアタウン出身の男性グループ。女性ファンに囲まれながら募金を呼びかけた。

 ROTIは「REVIVAL OF THE ISLAND(日本列島の再生)」から名付けられたグループ。被災地支援のボランティアとライブ活動を今後継続して行っていく。

 27日には東京・四谷の韓国文化院で、「東日本大震災チャリティー 韓国ドラマOSTコンサート」が開催される。ソ・ジソブ主演のドラマ『バリでの出来事』のOST(オリジナル・サウンド・トラック)収録曲「マイ・ラブ」を歌ったイ・ヒョンソブなどが出演予定。来場者からの義援金が被災地に寄付される。