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2011/11/18

<在日社会>日本の食卓でも大人気、キムチで町おこしを

  • 日本の食卓でも大人気、キムチで町おこしを

    キムチは日本でも大人気

 韓国の伝統食品キムチを使った町おこしが、神奈川県川崎市と岐阜県各務原市で取り組まれている。川崎市では20日に「S級グルメ キムチグランプリ」が、各務原市では26、27日に「各務原キムチ祭り」が行われる。

 「S級グルメ キムチグランプリ」は、在日韓国人が多数生活する桜本地区で初開催される。同地区は、韓国食材店や韓国料理店が立ち並び、川崎コリアタウンと評されている。各店が販売するキムチは自家製キムチが多く、また一般家庭でも、その家庭に伝わるキムチを手作りしてきた。

 韓国料理ブームもあって、最近ではキムチは日本の食文化に欠かせない食べ物となっている。そのキムチを川崎の食文化として全国に発信し、韓日文化交流と地元の活性化につなげようと、地域住民や各商店街で同グランプリ実行委員会が作られた。S級のSは、桜本とスペシャルを掛け合わせたものだ。

 グランプリは20日午前9時に始まる。会場の桜本商店街Lロードに参加者から一品を出店してもらい、来場者に投票権付きパンフレットを200円で販売し、試食してもらった上で、高評価を付けたキムチに一票を投じてもらう。午後3時からグランプリ発表と表彰式を行う予定だ。

 会場ではキムチの即売会や実演が行われ、韓国伝統芸能・農楽なども披露される。事務局は川崎市ふれあい館内 ℡044・276・4800。

 一方、「各務原キムチ祭り」は、26、27の両日、同市オアシスパークと河川環境楽園で開かれる。同祭りは05年に第1回を開催、今年は第6回目となる。キムチ鍋をはじめ、キムチたこ焼き、キムチ餃子など、キムチメニューが勢揃いする。

 同市は99年に各務原日韓親善協会が発足、キムチ漬け講習会などを行ってきた。キムチ人気が広がる中、キムチを利用した町おこしプロジェクトが話し合われてきた。

 03年に韓国の春川市と姉妹都市提携し、各務原市特産のにんじんと春川市特産の松の実が入った『各務原キムチ』を販売すると大評判となった。

 各務原キムチ誕生の経緯をテレビドラマ化したNHK岐阜制作『恋するキムチ』が、今年5月にNHKで全国放映されるなど、キムチの各務原市として知名度がアップしている。