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2012/09/28

<在日社会>東京国際映画祭10月20~28日、韓国映画4本上映

  • 東京国際映画祭10月20~28日、韓国映画4本上映①

    16歳の保護観察中の少年と、その母を描いた『未熟な犯罪者』

  • 東京国際映画祭10月20~28日、韓国映画4本上映②

    母子の愛情を描いた感動作『ママ』

 映画祭シーズンがやってきた。「第25回東京国際映画祭」は10月20日―28日まで東京・六本木で開催され、韓国映画は4本が上映予定だ。提携企画の「コリアンシネマウィーク」は東京・四谷の韓国文化院で開かれ、韓国映画5本を上映する。

 同映画祭で韓国映画は、16歳の保護観察中の少年と未熟な母親の関係を描いた『未熟な犯罪者』(カン・イグァン監督)、韓日プロ野球で活躍した名投手、宣銅烈とライバルの崔東原の死闘を描いたスポーツ実話ストーリー『パーフェクトゲーム』(パク・ヒゴン監督)、近未来SFオムニバスの『人類滅亡報告書』(キム・ジウン、イム・ピルソン監督)、結婚2年目の若いカップルの仲違いを描いた『眠れぬ夜』(チャン・ゴンジェ監督)の4本を上映する。

 また、在日3世で幼い時に家族で日本国籍を取得した松江哲明監督(35)の『フラッシュバックメモリーズ3D』がコンペティション部門に出品される。同映画は、事故で記憶の一部が消えてしまったり新しいことを覚えづらくなり、突然異なる映像が頭の中に飛び込んでくる症状「フラッシュバック」を3Dで描いた「家族愛の物語」だ。

 一方、協賛企画の「コリアン・シネマ・ウィーク2012」(韓国文化院主催)は、10月20~23日の3日間、東京・四谷の韓国文化院で開催される。

 3組の母と子が必死に生きる姿を描いた感動ドラマ『ママ』(チェ・イクファン監督)、国立芸術高校の生徒たちが合唱大会に出場する姿を描いた『合唱』(チョ・ジョンレ監督)など5作品を上映する。21日午後3時30分からは韓日映画関係者のシンポジウム「韓国映画の魅力と映画産業の現況」も開かれる。韓国映画への関心を深める絶好の機会だ。