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2012/08/03

<在日社会>婦人会中央・全国研修に1600人

  • 婦人会中央・全国研修に1600人①

                      余 玉善 会長

  • 婦人会中央・全国研修に1600人②

    婦人会会員同士が絆を深めた全国大研修会

 在日韓国婦人会中央本部(余玉善会長)の全国大研修会が6月7日から7月5日までの約1カ月間、全国5ブロックで行われ、各地の婦人会会員約1600人が参加した。余会長に話を聞いた。

 ――今年の大研修会の特色は。

 財政負担を減らすため、これまでの全国7ブロックから5ブロックに統合した。統合地域を変えたことで、初めて同ブロックに参加した県本部との交流が生まれるなど、良い結果を生んだ。来年も5ブロックで行う。

 鳩山由紀夫・民主党最高顧問、福島みずほ社民党党首らに講師として来ていただき、地方参政権獲得運動、在日の人権問題など全般的な話ができた。韓国から金錦来・女性家族部長官が、近畿地区研修会に出席して、「とても立派な研修会だ。大統領にも報告する」と祝賀を述べてくれたことは誇らしかった。

 ――会員層も広がったとのことだが。

 全体的に若返りが進んだ。一方、最高齢の参加者は92歳で、若手からベテランまで幅広い参加者となった。またニューカマー(新規入国者)の韓国人女性も参加数が増えた。各県本部の地道な努力が実を結んだと思う。

 ――今後の課題、活動方針は。

 次世代育成をさらに進めることだ。また婦人会画報「絆」を第3号まで発行したが、今後も継続発行し、婦人会の絆を深めるのに役立てたい。6日から9日まで200人規模で麗水万博参観団を組むが、麗水万博成功に少しでも貢献したいとの思いで決定した。祖国への貢献、在日の地位向上、日本社会との共生に今後も取り組んでいく。