韓国の著名な女性作家、李寧熙さんが日本の第17回女性文化賞の受賞者に決まったと、同賞選定委員会が10日に発表した。今回の受賞が韓日文学交流を活性化させる一助になればとの、関係者の声も出ている。

　李さんは、「もう一つの万葉集」「天武と持統　歌が明かす壬申の乱」「日本語の真相」などの著書を、１９９９年から発行されている隔月刊の李寧熙後援会会報「まなほ」誌上で発表してきた。古代の韓日関係史の真実を明らかにした文章で、その功績が評価された。

　受賞の知らせを受けた李さんは、「『まなほ』を通じて日本の古代史の歪曲を日本の学界や知識人に伝えてきた。それが高い評価を受けたことを感謝したい。同誌は資金不足のため発行が厳しい状況だが、韓日古代史の研究と真実を知らせることに、さらに努力を傾けたい」と述べた。

　さらに、「百済、新羅、高句麗が日本の古代史に及ぼした影響はとても大きい。それを正しく評価することが韓日関係にとって大切」と強調した。

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