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2013/01/11

<在日社会>韓国人デザイナー カン・ワンギュさん、BMWをデザイン

  • 韓国人デザイナー カン・ワンギュさん、BMWをデザイン①

    自らデザインしたBMWに乗るカン・ワンギュさん

  • 韓国人デザイナー カン・ワンギュさん、BMWをデザイン②

    BMWの全形

 世界的な自動車メーカーBMWが、韓国人デザイナーが新たにデザインした新車を、14日に始まるデトロイトモーターショーで発表することになり、注目されている。

 このデザイナーは、ドイツ本社のデザインスタジオに勤めるカン・ワンギュ氏で、14日に開かれるデトロイトモーターショーで公開されるBMW4シリーズ・クーペのデザインを手掛けた。

 同車は今年下半期には韓国国内でも発売される予定。韓国人がBMW車両の外観をデザインしたのは初めて。

 これまで2009年に韓国系のリチャード・キム氏が小型SUVのX1をデザインした事例はあるが、カン・ワンギュ氏は弘益大学・産業デザイン科出身という、純粋な韓国出身デザイナーだ。

 カン氏は2000年に起亜自動車で1年間勤務した後、米国に留学した。05年、デザインの名門アートセンターカレッジオブデザインを卒業。カン氏の卒業作品がBMWカリフォルニアデザイン研究所のデザイナーの目にとまり、ドイツ本社のデザインスタジオで勤務を開始した。

 4シリーズ・クーペの場合、前面のヘッドライトとグリルは3シリーズと似ているが、より躍動的なデザインだ。側面が6シリーズを想起させるデザインで、アウディA5やベンツのCクラス・クーペが競争モデルになるとみられている。