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2013/04/19

<在日社会>韓日協力・東北復興支援を

  • 韓日協力・東北復興支援を

    韓国民族衣装体験コーナーも開かれる

 東日本大震災からの復興支援を、韓日協力で行う活動が続いている。またアジアの民間団体が、被災時の救援体制を相互に協力して行う動きも出ている。

 韓日バレーボールトップリーグの優勝チーム同士が対戦する国際試合「韓日Vリーグ・トップマッチ」が21日、宮城県仙台市のゼビオアリーナ仙台で開かれる。韓国は男子がサムスン火災、女子はIBK企業銀行が出場する。日本は男子が堺、女子は久光製薬が出場する。

 同試合は韓日親善と、両国バレーボール発展のため、2006年に始まった。11年は東日本大震災のため、12年はロンドン五輪のため開催されず、今回は3年ぶり5回目の開催となる。

 震災被害を受けた仙台市で開催することで、スポーツを通して仙台市民を励ますと同時に、大会期間中に両国選手が手を取り合って、子ども向けバレー教室や、被災地を訪問して復興支援にも取り組んでいくことを計画している。

 韓国のソウル演劇協会と日本の日本演出者協会が共催して5月5日、東京・新宿の芸能花伝舎で「日韓合同バザー 東日本大震災被災地の子どもたちへ」を行う。

 両国の演劇人が力を合わせて行うチャリティーバザーで、売上は被災地の子どもたちに直接手渡す予定だ。
韓国民族衣装の試着体験コーナーや、韓国伝統芸能「プンムルノリ」も上演し、韓日友好を深める。主催者は、バザーの物品協力を求めている。℡03・5909・3074。

 アジア各国の医療団体などが、災害時に連携する態勢づくりを目指す「アジア相互扶助災害ネットワーク会議」がこのほど、岡山県内で開かれた。

 主催は紛争地や災害被災地で医療面での支援活動をに取り組む、国際医療救援団体「AMDA」で、韓国、インドネシア、アフガニスタンなどアジア13カ国から、医師や支援団体が参加。

 同趣旨の会議は初めてで、各団体は「アジア相互扶助災害医療ネットワーク設立宣言」を確認。災害があった地域への支援に今後協力して取り組んでいく。

 他にも、韓日中の旅行団体が協力して3カ国トライアングル交流を深めると同時に、被災地域の観光復興支援を行う行動も進められている。