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2003/07/25

<トピックス>故高円宮殿下が見た韓国 -第17回-

  • 高円宮妃殿下

                     高円宮妃殿下

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    朝食をとるチャガルチ市場の女性たち。テーブルカバーは黄色で、豊かな色彩感に高円宮殿下・妃殿下は強い感銘を受ける

◆ 市場の女性たち ◆

 朝食をとるチャガルチ市場の女性たち。テーブルカバーは黄色で、豊かな色彩感に高円宮殿下・妃殿下は強い感銘を受ける(写真:上)

 この写真はチャガルチ市場の一角にある新東亜水産物市場で朝食をとる女性たちです。私たちはアジュマがお魚から日用雑貨までを露店で売っている一帯から、このがらっと変わった雰囲気の6階建ての立派な建物に何の違和感も無く入って行きました。

 今考えると、きっとそれはビルに入る直前のお店でサメの胃袋のお料理を試食し、新しいものをいただいてみた「ささやかなスリル」の余韻に浸っていたからだと思います。ここでまず印象的だったのは、とても暖かい感じのするインテリアです。

 日本ではあまり見ない黄色とちょっとくすんだ赤に統一されていました。魚市場というと日本ではあまり色のない、地味なイメージですよね。世界でも魚市場でインテリアが黄色と赤というのは他にないのではないでしょうか。

 韓国ではチマ・チョゴリでも見た組み合わせなので「韓国文化を象徴する色かもしれない」と思ったのですが、いかがでしょう?チャガルチ市場で若い男の人たちをあまり見かけませんでしたが、ここでは何人もまっ黄色のエプロンをした若者たちに会いました。

 珍しいと思われたのか、宮様は彼らに「アンニョンハセヨ」と声をおかけになって、カメラを向けられました。すると、かれらは若者らしく、にっこりポーズ!この直後に出会ったのが写真の女性たちです。同じように挨拶をされ、「美味しいですか」とお尋ねになっていらっしゃいました。恥ずかしそうに、でも楽しそうに笑いながら、「いっしょに食べませんか」と誘ってくれました。

 ソウルの南大門市場でもそうだったのですが、食堂の中の女性たちも全員きれいにお化粧をしていました。ここでは、特に内装の色彩に負けないようにきちんとお化粧することは大事なのかもしれませんね。

 そういう私も実はこの日、市場の色とまったく同じ黄色の洋服を着ていたので、何時もより少ししっかりとメークしておりました!(高円宮妃殿下)