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2015/11/20

<トピックス>明治期外交官・若松兎三郎と韓国:共生のための苦悩 第19回                                   大東文化大学 永野 慎一郎 名誉教授

 奥健蔵技師の調査に基づき、同技師の意見により、1907年9月、仁川朱安に1町歩の天日製塩試験場が設置された。若松兎三郎が日韓共生のために推進した天日製塩事業が始まった。

 経済的見地から天日製塩の優秀性が認められたが、製塩主体を官営にすべきか民営にすべきかについては韓国政府内で議論があった。


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