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2017/02/17

<トピックス>明治期外交官・若松兎三郎と韓国:共生のための苦悩 第33回                                   大東文化大学 永野 慎一郎 名誉教授

◆四女モミヂは医学生・高須正夫と結婚、高須は軍医となり捕虜生活を経験◆

 四女モミヂは1906年に木浦で生まれた。女の子ばかりの4番目であったので、注目度が低く、衣服はお下がりばかりであった。

 長女の篤世がピアノを習っていたので、自分も習いたかったけど、習わしてもらえなかったとこぼしていた。篤世が結婚した後、父がピアノを学校に寄付した時は、モミヂはとっても悲しんでいた。ピアノに対する執念が強かった。60歳になってピアノを習ったというエピソードがある。


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