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2017/10/13

<トピックス>LG化学、カーボンナノチューブ大量生産へ

  • LG化学、カーボンナノチューブ大量生産へ

    全羅南道の麗水産業団地内に建てられたLG化学のカーボンナノチューブ工場

 LG化学のカーボンナノチューブ工場に入ると、大型の流動層反応器(カーボンナノチューブ生成装置)が目に入る。これは夢の新素材とされるカーボンナノチューブの大量生産を可能にする設備だ。主原料のエチレンが搬入される輸送パイプの長さは2㌔㍍に及ぶ。

 カーボンナノチューブは鉄の100倍の強度を持ち、電気伝導率が高い。軽くて丈夫なカーボンナノチューブは、航空機の胴体や二次電池など様々な分野で活用されている。

 この工場は年間400㌧のカーボンナノチューブを生産しており、単一設備としては世界最大規模だ。

 LG化学は今年2月に全羅南道の麗水産業団地でカーボンナノチューブ工場を構築し、今年を新素材の大量生産体制の元年と定めた。


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