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2024/06/21

<トピックス>切手に見るソウルと韓国 第162回 韓国と中央アジア 郵便学者 内藤 陽介 氏

  • 切手に見るソウルと韓国 第162回 韓国と中央アジア 切手 郵便学者 内藤 陽介 氏

    ないとう・ようすけ 1967年、東京都生まれ。東京大学文学部卒業。日本文芸家協会会員、フジインターナショナルミント株式会社・顧問。切手等の郵便資料から国家や地域のあり方を読み解く「郵便学」を研究。

  • 切手に見るソウルと韓国 第162回 韓国と中央アジア 切手 郵便学者 内藤 陽介 氏

    韓国の切手にはカザフスタンのイノシシ(紀元前2~紀元後1世紀)をかたどった耳飾り㊤、カザフスタンの切手には新羅時代(5世紀)の太環式耳飾が取り上げられた(09年)

◆多数の高麗人が居住、悲劇の歴史も◆

 6月10日から15日までの日程で、尹錫悦大統領がトルクメニスタン、カザフスタン、ウズベキスタンの中央アジア3カ国を訪問した。

 韓国と旧ソ連の中央アジア諸国との外交関係はソ連崩壊後、中央アジア諸国が独立を果たした90年代初めに始まるが、それ以前の旧ソ連時代から、中央アジアには多くの韓国系〝高麗人〟が居住していた。

 高麗人とは、旧ソ連諸国の国籍を持つ朝鮮民族のことで、ロシア語の〝カリェーエツ〟を訳した呼称である。


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