このページの本文へ
ここから本文です
2024/06/21
ないとう・ようすけ 1967年、東京都生まれ。東京大学文学部卒業。日本文芸家協会会員、フジインターナショナルミント株式会社・顧問。切手等の郵便資料から国家や地域のあり方を読み解く「郵便学」を研究。
韓国の切手にはカザフスタンのイノシシ(紀元前2~紀元後1世紀)をかたどった耳飾り㊤、カザフスタンの切手には新羅時代(5世紀)の太環式耳飾が取り上げられた(09年)
◆多数の高麗人が居住、悲劇の歴史も◆
6月10日から15日までの日程で、尹錫悦大統領がトルクメニスタン、カザフスタン、ウズベキスタンの中央アジア3カ国を訪問した。
韓国と旧ソ連の中央アジア諸国との外交関係はソ連崩壊後、中央アジア諸国が独立を果たした90年代初めに始まるが、それ以前の旧ソ連時代から、中央アジアには多くの韓国系〝高麗人〟が居住していた。
高麗人とは、旧ソ連諸国の国籍を持つ朝鮮民族のことで、ロシア語の〝カリェーエツ〟を訳した呼称である。
つづきは本紙へ
<トピックス> 記事一覧へ