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2015/04/24

<韓国経済>LGグループ、特許5万2835件開放

  • LGグループ、特許5万2835件開放

    特許を無償提供したセイルハイテック社を訪れた具本茂LGグループ会長㊨

 LGグループが中小・ベンチャー企業への支援拡大のため、保有特許5万2835件を開放した。2月にLG主導の「忠北創造経済革新センター」発足式で特許2万7783件開放したのに次いで、新たに2万5052件を開放した。具本茂(グ・ボンム)・LGグループ会長は最近、同革新センターを訪れ、「革新は一人の力でするより、協力を通じてより多くが成し遂げられる」として今回の追加開放を発表した。一連の特許開放をテコに、中小・ベンチャー企業との協力成長を強化する方針だ。

 LGグループの特許開放は、LG電子やLG化学などが保有している特許を中小・ベンチャー企業に無料または最低限の費用で公開するもので、電気通信分野の特許が2万819件で最も多かった。次いで電子(1万2217件)、照明装置(7840件)、繊維処理(3772件)、電気素子・回路(2566件)となっている。

 LG電子関係者は「中小企業やベンチャー企業が持っているアイデアを事業化するうえで、最も困難な部分は特許だ。LGが保有する特許を活用できるようにし、協力成長の好循環を作りたい。ベンチャー企業であれば、特許技術を活用して、いくらでも新しい価値を創造できるだろう」と語った。この特許開放は、「革新をなすためには、閉鎖的な特許開発よりもオープン化して中小企業と分かち合うのがより効果的だ」という具会長のオープンイノベーション哲学の延長線上から出てきた。


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