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2022/09/09

<鳳仙花>◆水素経済目指す韓国企業◆

 近年世界を襲っている猛烈な干ばつや洪水は地球温暖化が原因とされるが、その元凶である二酸化炭素の排出を抑える「脱炭素」の切り札として水素が注目されている。元素の中で最も軽くて小さく、燃やしても水しか発生しない究極のエコエネルギーだからだ。韓国企業はこの水素の産業化に力を入れている。

 例えば、最近ソウルで世界16カ国・241社が参加した世界最大級の水素産業展示会が開かれたが、多くの韓国企業がブースを構え、水素の生産・貯蔵・運送と水素を活用した技術・製品を披露した。特に現代自動車のブースでは、フル充填で最大550㌔㍍まで走行できる水素燃料警察バスと離陸時の重量が700㌔㌘まで可能な全長6㍍の水素燃料ドローンに注目が集まった。また、ポスコは鉄を生産する過程で石炭の代わりに水素を活用する技術である「水素還元製鉄」の模型を展示し関心を引いた。


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