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2023/08/11

<オピニオン>韓国企業と日本企業 第130回 核は絶対悪か、必要悪か、ステータスか   多摩大学経営情報学部・大学院経営情報学研究科 金 美徳 教授

  • 韓国企業と日本企業 第130回 核は絶対悪か、必要悪か、ステータスか   多摩大学経営情報学部・大学院経営情報学研究科 金 美徳 教授

    キム・ミトク 1962年兵庫県生まれ。早稲田大学院国際経営学修士・国際関係学博士課程修了。㈱三井物産戦略研究所を経て、多摩大学経営情報学部・大学院経営情報学研究科(修士・博士課程)教授。書籍14冊、論文・論考200本、三井物産向け戦略レポート300本、講演70件、テレビ・ラジオ出演多数。

◆韓日は核問題解決へ前進したのか明確にせよ◆

 8月6日と9日は「米国による日本(広島・長崎)への原子爆弾投下78年」、7月31日~8月11日は「2026年NPT(核兵器不拡散条約)再検討会議に向けた第1回準備委員会の開催」、8月15日は「第2次大戦終結78周年(1939年9月1日~45年9月2日)」である。第2次大戦は、日独伊3国同盟を中心とする枢軸国陣営と、米英仏ソ中を中心とする連合国陣営との間で戦われ、39年英独戦争から始まり、45年5月独が、同年8月日本が降伏するまで続いた戦争である。当時の独立国の殆どである世界61カ国が参戦し、総計約1億1000万人が軍隊に動員され、戦費は総額1兆㌦を超えた。

 犠牲者(死者)は人類史上最大であり、総数約5000万人~8500万人(民間人約3000万人、ホロコースト・ユダヤ人600万人~1100万人、日本人約310万人:うち朝鮮人約15万人・台湾人約3万人)である。


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