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2014/01/24

<フォトニュース> 韓国半導体、初の世界2位

韓国半導体、初の世界2位

 半導体の世界市場で、韓国のシェアが昨年初めて2位に上昇した。産業通商資源部が、米調査会社IHSアイサプライと韓国半導体協会の分析として発表した。

 韓国の半導体生産額は、昨年500億6700万㌦で世界シェア15.8%を記録した。日本(13.9%)を初めて抜き、米国の52.4%に次ぐシェアを獲得した。メモリー半導体市場で世界1、2位を占めるサムスン電子とSKハイニックスが過去最大の実績をあげ、シェア上昇につながった。

 産業通商資源部は、メモリー分野を中心にシステム半導体などの半導体素子で成長を維持したおかげで日本を追い越せたと説明した。だが、韓国のシステム半導体市場のシェアは5%にすぎない。スマートフォン(高機能携帯電話)の頭脳に相当するAP(アプリケーションプロセッサー)をはじめ、電源管理チップ、位置を知らせるGPSチップなどのシステム半導体の多くを輸入している。

 今後は、メモリー市場より4倍以上大きいシステム半導体分野での開発が急務になっている。