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2014/09/19

<フォトニュース> 有機EL照明パネル開発

有機EL照明パネル開発

 LG化学は、世界初となる1ワット当たり100ルーメンの明るさと4万時間の寿命を持つ有機EL照明パネルを開発した。11月から発売する予定だ。

 有機EL照明は、窒素化合物など電流が通ると光を出す物質を使って作られる。電灯の「かさ」などが必要ないだけでなく、薄くて軽いのが特徴だ。だが、LEDより明るさが弱く、寿命が短いことが欠点だった。今回の製品は、このような欠点を克服した。

 市場調査会社のUBI産業リサーチは「有機EL照明パネル市場は2016年に5500億ウォン、20年には4兆8000億ウォン規模に成長するだろう」と予想している。LG化学は、このような市場拡大に対応し、世界市場を攻略する方針だ。すでに米国最大の照明会社アキュイティをはじめ50以上の照明メーカーを取引先として確保し、日本や欧州などの自動車メーカーに有機EL照明パネルの適用を進めている。なお、ルーメンとは光源から放射された光の明るさである光束の数値を表す単位で、通常は1㍗=13.5ルーメン。