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2015/05/29

<フォトニュース> 世界初、船舶2000隻引き渡し

世界初、船舶2000隻引き渡し

 現代重工業の船舶引き渡し隻数が世界で初めて累計2000隻に達した。2000隻目はドリルシップ(掘削船)で、このほど蔚山本社で引き渡し式が行われ、米企業に引き渡された。

 これまで引き渡した2000隻をトン数に換算すると、1億2600万GT(総トン数)に上る。これは昨年の世界建造量(6380万GT)の約2倍に相当する。

 現代重工業は1972年に造船所を着工、2年後に完成させ、第1号の超大型タンカーを建造した。83年に受注量と建造量の両部門で日本メーカーを抜いて世界トップを記録。2002年3月には世界に先駆けて引き渡し1000隻、12年3月には引き渡し総トン数でも世界初の1億GTを記録した。

 船舶を引き渡したのは、世界51カ国の海運会社308社で、このうちギリシャへの引き渡しが254隻で最も多かった。次いでドイツ238隻、日本が120隻、デンマーク101隻。船種別にはコンテナ船が583隻で最も多かった。