韓国で桜前線が北上し、気象庁は3日、ソウルでも桜が開花したと宣言した。

　ソウルの桜の開花は、鍾路区の気象観測所にある桜の観測木で3輪以上の花が完全に開く日とされており、今年の開花は、平年より1週間早い。満開になるのは、10日から11日ごろと予想されている。

　ソウルの桜の名所、汝矣島の桜祭りは、国会議事堂裏の汝矣西路で10日から15日まで行われる。2005年から始まり、今年で11回目。汝矣島にはソメイヨシノ1641株をはじめ、ツツジやレンギョウなど13種類の春の花が植えられている。

　今回の桜祭りは花見のほかにも、大道芸公演フェスティバルや世界の打楽器600種が登場する打楽体験、文芸コンテストなど、多彩な公演と体験行事が用意されている。外国人観光客向け通訳サービスも行われる。

　桜祭り期間中は、国会裏汝矣西路1.7㌔㍍区間などが規制される。