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2016/05/27

<フォトニュース> 3000人が高句麗衣装でパレード

3000人が高句麗衣装でパレード

 高句麗滅亡前後に王族の若光ら高句麗人が渡来し、現在の埼玉県日高市周辺に「高麗郡」をつくった。今年はその建郡1300年に当たり、同市で記念祭が21~22日に行われた。

 様々な行事の中で圧巻だったのは、3000人以上が参加した「にじのパレード」。高句麗古墳壁画に描かれた人物像をモチーフに再現した高句麗の衣装を着た市内の保育園児や幼稚園児、小中高生、各地市民らがひだかアリーナから市立高麗川中学校までの1.5㌔㍍を行進した。若光に扮した谷ケ崎照雄・日高市長、姉妹都市20年になる烏山市の郭相旭市長らも参加した。沿道には多くの市民が歓声をあげていた。

 今回のテーマは「渡来から未来へ」。記念式典には2500人が参加し、先人が開拓した歴史と文化を継承し、新たな未来創生を誓った。南景弼・京畿道知事も参加した。

 「続日本紀」によると、高麗郡は716年に1799人の高麗人が旧武蔵国の一部で現在の日高市を中心に移住し、高麗郡を建郡したとされる。