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2016/01/15

<フォトニュース> ポスコ、自動車用未来素材を公開

ポスコ、自動車用未来素材を公開

 ポスコが世界鉄鋼メーカーとして初めて、米デトロイトで11日開幕した「北米オートショー」に独立した展示館を設置し、TWIP鋼やHPF(高温プレス成型)のような最新鉄鋼製品など30種の自動車用未来素材を公開した。

 最も注目されるのはTWIP鋼だ。製品面積1平方㍉㍍当たり100㌔㌘の耐性を備える「夢の鋼材」と呼ばれる。卓越した衝撃吸収を誇り、自動車のバンパーに向いている。ポスコ側は「他の鉄鋼会社もTWIP鋼開発に心血を注いでいたが商用化には失敗した」と説明した。

 HPFの注目度も高い。高熱処理過程を経て加工性を高めた製品だ。側面衝突や転倒した時、車内にいる人を保護する柱の部分(センターピラー)として使われる。

 自動車は約2万個の部品と素材で製造されており、全世界で年間8400万台販売されている。鉄鋼や繊維のような素材企業が自動車用新技術に力を注いでおり、ポスコも性能の良い車両用鋼板を新たな看板商品にすべく今回の展示に踏み切った。